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廃棄物のいろは    
        
■ 感染性廃棄物の処理
病院、診療所、衛生検査所、介護老人保健施設や試験研究機関等から
排出される廃棄物は産業廃棄物処理法に基づいて処分されている。
感染性廃棄物または同等の扱いが必要な廃棄物は特別管理法によって
登録事業者に委託処分され二次感染の防止・生活環境の汚染防止、
地球環境負荷への低減を行っている。

◆感染性廃棄物処理の流れ
医療関係機関 感染性廃棄物の分別・収集
        ↓           
収集運搬業者 収集、運搬、保管
        ↓           
中間処理施設 焼却または溶融処分などによる滅菌処理
        ↓           
最終処分場 残灰などの埋め立て処理

バイオハザードマークの表示
バイオハザードマークとは、医療廃棄物(感染性廃棄物)であることを識別
できるようにするためのマークです。
このマークは、赤、橙、黄色の3種類があり、廃棄物容器に貼付して関係者が
一目で感染性廃棄物であることを識別できるように色別にしてあります。

内     容     物 容器の材質など
血液などの液体または
泥状のもの
廃液などが漏えいしない
密閉容器
点滴セット、注射筒などのプラスチック類、
ガーゼなどの繊維類、
ビンなどのガラス類
丈夫なプラスチック袋を
二重で使用
注射針の鋭利なもの
(注射針、メスなど)
対貫通性のある頑丈な容器

■ 針刺し事故の約50%は廃棄に関連して発生しています!

針刺し事故の原因例            《シャープセイフティー資料運用》

患者へ使用中
使用前後の取り扱い時
輸液ライン関連
医療従事者・器材との衝突
27%
10%
8%
8%


廃棄関連の針刺し事故 !!
廃棄時
清掃時・後片付け時
不適切に廃棄された鋭利物
リキャップ時
針運搬容器の取り扱い時
12%
11%
10%
5%
5%
その他 4%

◆針刺し事故をなくすための第一歩として適切な廃棄容器の選択が
必要となります

廃棄容器を選び基準としては、
1.耐貫通性であること
2.シリンジごと廃棄ができる・フットペダルで蓋が開閉できることなど、
用途に適した投入口であること
3.容器の廃棄時に蓋が再び開かない構造であること


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